Cat土工用振動ローラ Bシリーズを新発売
2016年6月01日
日本キャタピラーは、土木、造成工事等において高い転圧能力を発揮する、オフロード法2014 年基準をクリアする環境性能を備えた Cat 土工用振動ローラBシリーズ、CS54B、CS56B、CS78B の3 モデルを6 月1 日より取扱発売します。
Cat 土工用振動ローラはCatオイルバス式ポッド型振動システムを搭載し、B シリーズではその実績ある振動システムはそのままに、
更なる起振力の向上を実現しています。また、走行システムには2走行ポンプシステムを採用。
ドラム(前輪)とリアアクスル(後輪)それぞれ専用のポンプ・モータを装備し、安定した確実な走行性能を発揮します。
このほか、国土交通省i-Construction 締固め管理システム(マッピング)(オプション)対応やオペレータ環境、
メンテナンス性も向上するなど、お客様の成功を支援する卓越した製品品質を誇っています。
上記の動画は、こちらからもご覧いただけます。
Cat 土工用振動ローラB シリーズの主な特長は次のとおりです。
1.テクノロジー
- Cat 締固めコントロールシステム - 締固めの状態に関する情報をオペレータに提供します。コンパクションメータ(CMV)、
マシンドライブパワー(MDP)の2 種類を用意。オペレータに土壌の硬度を表示することにより、当て推量による作業を
排除し不具合箇所を減少させ、品質確保や効率化につなげることが出来る装備です。
コンパクションメータ (CMV) ・・・加速度センサーで土壌の硬度を測定
マシンドライブパワー(MDP) ・・・転がり抵抗を検出して土壌の硬度を測定 - i-Construction 締固め管理システム(マッピング)- 国土交通省「TS・GPSを用いた盛土の締固め情報化施工管理要領」の各種レポートに対応可能。
2.実績ある信頼性の高い振動システム・走行システム
- 振動システムは実績のあるCat オイルバス式ポッド型振動システムを採用、 オイルで満たされたポッドの中をスチールショット内蔵偏芯ウェイトが回転し高い転圧力を実現します。 また、ポッドの中のオイル交換間隔は3 年3,000 時間と交換間隔の延長を図っています。
- 2走行ポンプシステムを採用し、ドラム(前輪)とリアアクスル(後輪)それぞれ専用の走行ポンプとモータを装備しています。 リアアクスルに内蔵されているリミテッドスリップディファレンシャルによる効果的なトラクションの確保と合わせて確実な安定した走行性能を発揮します。
- 走行の電子コントロールによって装備可能となった自動スピードコントロール機能により一定速度での転圧作業が可能となり、均一な締固めに貢献します。
3.オフロード法2014 年基準をクリアする環境性能
- 窒素酸化物(NOx)を低減するシステムとして尿素SCR システムを採用。尿素水の化学反応を利用した尿素SCR システムにより、NOx 排出量の低減を実現します。
- ディーゼル酸化触媒(DOC)が一酸化炭素、炭化水素を低減・除去します。
- これらのクリーン化技術により、オフロード法2014 年基準をクリアする環境性能を備えています。
4.安全性/サービス性
- 燃料タンクや尿素水タンクは地上から補給できる設計とし、安全性を確保しています。 また、エンジンオイルレベルゲージ等の日常点検個所は車両右側に配置しメンテナンス性を向上しています。
- ROPS/FOPSキャブを標準装備、一新されたオペレータステーションは広々とした空間と視界を確保しています。 また、液晶ディスプレイ、コントロールコンソール一体型のシートは右に15度回転させることにより後進時の後方視界確保に貢献します。
- Catプロダクトリンクを標準装備。警告情報や部品交換時期の確認ができるため、車両の管理や燃料消費量などが把握できます。ダウンタイムを削減することができます。
5.多彩なオプション
- パッドフットシェルキッド - 粘性土の土質の転圧に適したパッドフットシェルキッドを用意。 パッドフットシェル2枚をドラムにボルトアップし、スクレーパを交換することにより短時間でスムーズドラムからパッドフット仕様への変更が可能です。
- レベリングブレード - CS56B にレベリングブレードを用意。転圧作業に加えて、ブレードによるレベリング作業、 後方けん引作業を行うことが出来ます。
6.Cat 土工用振動ローラの主な仕様
7.標準販売価格(販売標準仕様、工場裸渡し、税別)
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Cat CS54B 19,214,000 円
Cat CS56B 21,454,000 円
Cat CS78B 35,036,000 円