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i-Construction・ICTセミナー実施レポート

2017年5月02日

ICT施工の普及を目指し、お客様と共同開催

 Catブランドの建設機械・ディーゼルエンジン等の販売・サービスを手掛ける日本キャタピラー合同会社 (本社:東京都中野区、代表職務執行者 社長・CEO:矢口教)は2017年4月22日(土)、 石巻市でお客様と共同でi-Construction・ICTセミナーを開催しました。

石巻ICTセミナー

 本セミナーは、積極的にi-Constructionの導入、ICTの活用を進めている株式会社丸本組(宮城県石巻市、代表取締役社長:佐藤 昌良 様)と、 大正建設株式会社(宮城県石巻市、代表取締役:大槻 正治 様)が主体となり 、 ICT施工の普及と、これからi-Construction工事の受注を加速化していくお客様の体制作りとして、 丸本組の協力会社を対象に開催したもので、日本キャタピラーはセミナーの企画や講師として協力しました。

 丸本組様の企業理念「空から見えるいい仕事」にあわせて、セミナータイトルを 「最新テクノロジーを利用した災害復旧工事 ~いい仕事セミナー~ 」と題し、災害復旧作業の事例を交えながら、 災害時​を含め様々なシーンで活用できるICT施工(i-Construction)を紹介するセミナーを実施しました。

 会場は、14台のICT建機を所有し、各現場でICT土工を行っている大正建設様の敷地をお借りし、講義の実施と、 同社が保有する最新のICT建機を使用してデモンストレーションや試乗会を行いました。この日のために特設した プレハブのセミナールームに、丸本組様の協力会社や宮城県の土木部などから、約70名が集まりました。


 講義では、ICT土工の活用による時間短縮・人工短縮など生産性向上の効果や、自治体への普及など、i-Construction全体から、 無人化施工や遠隔操縦、安全対策など、日本キャタピラーがもつICTソリューションまで、幅広くご説明しました。
 デモンストレーションでは、経験が浅いオペレータでも正確で安全な作業が可能となるマシンコントロール機能 (3Dデータを使用し、作業機の操作を半自動で制御する機能)や、安全に配慮した歩行者検知警報システムの実践、 ラジコンを使用した油圧ショベルの操作を行い、受講者の注目を集めていました。


 日本キャタピラーでは、これまでもお客様向けのICTセミナーは実施してましたが、お客様と共同で実施するセミナーは 今回が初となります。今後もICT施工・i-Constructionの普及に向けて、お客様からの要望に合わせたセミナーの実施など、 様々な取り組みを行っていく予定です。

セミナーの様子

講習

石巻ICTセミナー

デモンストレーション/試乗

【マシンコントロール機能】

ブル

作業機の操作を半自動で制御するマシンコントロール機能を紹介しました。建機の前後進のみで3D設計図に合わせ正確に整地が可能。オペレータは右手を上げレバー操作をしていないことをアピールしています。

【チルトバケット】

チルトバケット

バケットが左右45度にチルト傾斜するため、車体が傾斜している現場でも、法面の成形や整地が可能なチルトバケットを紹介しました。遠隔操作を体験する様子。試乗会では、一際注目を集めていました。

【遠隔操作】

遠隔操作アップ

無線操縦ロボット​をキャブ内に搭載し、ラジコンを使用して無人の油圧ショベルを遠隔操作しました。災害復旧現場や、製鋼所、急傾斜地など、人が立ち入ることが出来ない現場で活躍します。​

 

遠隔操作

「建機と同じ配置のレバーを使用するため、普段の運転の感覚で操作できた」などの声をいただきました。

集合写真

石巻ICTセミナー
ICT建機を日々操作している大正建設様のオペレータは、「ICT建機は数センチ単位で調整ができるため、正確で時間の短縮にも繋がる。 人手不足が深刻になっているこの業界で、熟練オペレーター並の仕上がりを新人や経験の浅いオペレータでも可能になるICT建機は 今後もさらに活躍していくだろう」と話していました。


セミナー概要

■日  程:2017年4月22日(土)
■会  場:大正建設株式会社様 〒986-0853宮城県石巻市門脇捨喰31-1
■参加者数:約70名
■セミナー名:最新テクノロジーを利用した災害復旧工事 ~いい仕事セミナー~