Cat 建機 研究所
建設機械に関してのお役立ち情報をご提供しています。
自分でできるメンテナンス
2017年7月 7日
自分でできるメンテナンス!ミニホイールローダ編
ミニホイールローダのお手入れは、内容によっては乗用車と同じようなものも多く、自分でできることもあります。建機の調子を把握し、長持ちさせるためにも、できそうな部分は自分でメンテナンスしてみましょう!
エンジン回りのメンテナンス
エンジンオイルの交換
エンジンオイルは250時間または3か月のどちらか早い方で交換する必要があります。取扱説明書で方法を確認し、適切なサイクルで交換しましょう。エンジンオイルの量が適切に入っているか、レベルゲージで日常的に確認する習慣をつけておくといいでしょう。
オイルエレメントの交換
オイルエレメントもエンジンオイルと同時期に交換する必要があります。取扱説明書を参照しながら、オイル交換の際にまとめて作業してしまいましょう。リモート式の機種なら、さらに簡単に交換できます。
エアーエレメントの清掃
エアーエレメントが詰まるとエンジンが不完全燃焼を起こし、マフラーから黒煙が出たりエンジンの出力が低下する原因になります。取扱説明書に従い、定期的に清掃し、目安として1年ごとに交換してください。
冷却系統のメンテナンス
ラジエータ液量の点検
乗用車と同様、ミニホイールローダもエンジンの冷却水が入っていなければオーバーヒートを起こしてしまいます。取扱説明書を参照しながら、ラジエータ液量が減っていないかどうか確認しましょう。
また、ラジエータ液にはクーリック(添加剤)を入れましょう。クーリックが入っていないラジエータ液はさびによる冷却経路の詰まりや、ラジエータ液の沸騰、寒冷地では凍結の原因になります。透明なラジエータ液にはクーリックが入っていないので、ラジエータ液に緑や赤など色がついているか、注意してください。
ラジエータキャップの点検
ラジエータ内に圧力をかけ、沸点を上げる役目のあるラジエータキャップのパッキンが劣化していると、ラジエータ液が沸騰しやすくなり冷却機能が損なわれます。オーバーヒートの原因にもなるため、劣化していれば交換しましょう。
タイヤの点検、交換
摩耗したタイヤは非常に危険
路面状況の良くない場所で使用することが多いミニホイールローダは、タイヤの摩耗も激しくなります。摩耗したタイヤをそのまま使用していると、建機の運動性能が低下したり、軟弱地やぬれた路面でスリップを起こし、思わぬ事故につながる恐れがあります。摩耗の度合いやタイヤのカット傷が許容範囲かどうか、点検方法や交換時期を取扱説明書で確認しましょう。
タイヤ交換時期の判断には、日常点検が大事
タイヤ交換作業はディーラなどの専門業者で行うことになります。異常をすぐに察知し、適切なタイミングで交換の依頼ができるよう、日常的な点検を大事にしましょう。
できることから始めよう!
自分で乗用車の簡単な整備ができる人であれば、ミニホイールローダのメンテナンスも似たような感覚でできる部分があります。オイル交換などは乗用車と同じ感覚でできるので、自分でお手入れしてはいかがでしょうか?
メンテナンス方法でわからないところがあれば、ディーラに相談しましょう。自分でお手入れが難しいという方は、まずは点検から始めてみましょう。いつもと違う、ちょっとおかしいという場所を見つけることで、事故や故障の防止にもつながります。
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